“リフォームをしたい!”と思った際にみなさんが悩むこととして多いのが「見積もりの方法」です。
専門的な材料や工事方法についての知識がないと、何をどう業者に頼んでいいか、業者の選定方法もなかなか分からないことがあります。
今回はそういったリフォームをする前準備としての「見積もり」に関して効果的な進め方をご紹介します。
相見積もりを取る際のポイント!
リフォームを行うに当たっては、まず工事会社に対して希望するリフォームの内容を詳しく伝え、その見積もりとしてその工事費用を出してもらう必要があります。
そしてその見積もりが適正なのか、もっと良い条件はないかと探す作業のことを「相見積もり」と言います。
3社ほどの相見積もりを取ればその工事に関して知る必要がある相場感は見えてきますが、実際にこの見積もりが適切かどうかを判断するのが非常に難しいポイントです。
工事会社によって見積書の書き方が違うことが多く、専門用語もたくさんあれば、金額の算出方法も面積をベースに計算するのか材料費をベースに計算するのかで違うというケースもあります。
従って実際に相見積もりをした際には、多くの場合が最終的な合計金額を比べてみることしかできなくなってしまいます。
そこでオススメなのが、「各会社に見積もりの出し方を統一してもらうこと」です。
できる限り詳細なリフォーム内容を先に決めておき、内容物や項目も含めてある程度統一した形で見積もりを出してもらう様に頼んでみましょう。
こうすることによって見積もり内容を他社のものと比較しやすく、また金額の違いに関しても使っている材料によるものなのか、それとも工事の範囲によるものなのかといった理由を知りやすくなります。
見積もり条件を正確に伝えて各社で統一してもらうようにすることで、相見積もりの結果をより効果的に活用することができます。
見積もり内容に違いが出る「リフォーム条件」
上記でお話したようにリフォームの相見積もりを取る際に見積もり内容や項目を統一すると、各社によって条件の違いが見えてきます。
条件の違いが出やすい項目としては「経費」が挙げられます。
リフォーム工事に関しては登用する人員の数もそうですが、その会社が基準としている工事手順も経費に関係してきます。
室内の内壁工事ひとつを取っても、使う板の厚さや種類、何の接着剤を使うのか、下地処理を施すのかどうかといった工事の程度や手順によって工事にかかる金額は変化していきます。
家のリフォームに使われる材料は非常に多くの種類があり、また工事の下準備である”養生”の程度にも違いがあります。
そうした工事条件の違いによって経費に違いが出ることで工事費用も大きく変わってきます。
同じリフォームでも工事会社によって工事条件の違いが出てきますが、これらはそのまま”工事の品質”と言うこともできます。
良い材料を使い、手間をかければその分金額も高くなりますが工事後の品質は良くなります。
同じリフォーム内容でもどんな付加価値がどこについているかを相見積もりの時点で明確にしておくことで、自分が求めるリフォーム内容を実現するのに最も適切な工事会社の選定がしやすくなります。
希望に合った工事の品質を見極める
工事品質によって金額が変わるというのは一見当然のことに思えますが、リフォームの見積もりの中ではその工事品質の違いが分かりにくいことがあり、
- ここまで豪勢なリフォームは必要なかった
- もう少ししっかりしたリフォームをしたかった
という後悔に繋がってしまいます。
工事会社から見積書を渡された際には細かい単価に注目するよりはそれぞれの工事の工程や条件をしっかり確認しておきましょう。
そしてそれぞれの会社から打診されている工事条件を見比べながら自分が必要な工事のクオリティがどの程度のものなのかを具体的にはっきりとさせた上で、その内容を実現できる工事会社にリフォームを頼むようにするのが見積もりの比較をする上大事なポイントと言えるでしょう。
リフォームの見積もりを複数の工事会社から取る際にはどうしても合計金額のみを比べてしまいがちですが、なるべく統一された項目でそれぞれの工事の違いを分かりやすくしておくことで、自分に必要な工事内容とその適正な金額が分かりやすくなります。
また、工事の後に追加で必要な工事が発生したり、別途で工事をしたくなるといったケースもあります。
できれば見積もりの時点で追加工事の可能性についてを業者と話をしてその費用感についても確認をしておくことで、安心してリフォームを進めることができるので注意しておきましょう!